あそびクエストとは、子どもたちの「ワクワクする力と自分らしさ」を育むための、小学生向けのプログラムです。子どもたちの好きや得意を見つける多様な体験を、みんなで楽しみながら、それぞれの豊かな個性を発見し、未来の可能性をひろげます。
あそびクエストの流れ
- チェックイン
まずはその時間、自分がどこで活動するかを自分で決めて、席に座ります。全員が席に着いたら、その時間でやることの説明を聞きます。
- あそびタイム
プログラムの内容に応じて、自由に体験活動を行います。子ども自身が「わくわくする」「楽しそう」という気持ちや、子どもの主体性を大切に、危険がある場合以外は基本は子どもたちが自由に活動をします。本来のプログラムの趣旨から離れても、それはその子の創意工夫として肯定的に受け止めます。ボランティアや施設職員さんなど、大人も共に体験活動に参加します。年齢や立場に関係なく皆が一緒に同じことを楽しみ、それぞれが考えたこと・工夫したことなどが否定されることなく認められる時間です。
- チェックアウト
その日の活動を振り返り、子ども自身が楽しかったこと・面白かったことをふりかえり、記録します。また、参加していた大人は、客観的に見たその子の「好き・得意」をフィードバックして、子どもの個性や強みを可視化していきます。
あそびクエストのキーワード
- 大人も「いっしょに」楽しむ
ファシリテーション役の大人以外は、参加している大人自身も、子どもたちと一緒に本気でその体験を楽しみます。同じ活動に大人も本気で取り組んでいる中で、他者から認められることが、子どもたちの大きな自信につながっていきます。
- 子どもそれぞれの興味関心の広がりを促進する
あそびクエストでは「決まったことをやらないといけない」というルールはありません。子ども自身がその時間の中で、興味関心のあることを見つけて、満足いくまでやってみることを推奨します。「~やっちゃダメ」ではなく「おもしろいね!」「いいんじゃない?!」と、子どもの考えたことを肯定し、いっしょに楽しみます。
- 子どもの「好き・得意」を可視化する
体験活動の中では、子どもたちの好きなこと・得意なことが数多く見えます。また、特に子ども自身が興味関心をひかれるものに出会ったときには、集中力も高まり、夢中になる様子が見えてきます。そんな子どもの姿から、子どもたちが好きなこと・得意なことを記録として蓄積することで、子どもの個性を認める機会をつくります。